防音室の性能
防音室の性能とは
人の耳で感じる音のレベルはおおよそ以下のレベル表となります。
0dB | なにも聞こえない |
---|---|
10~20dB | 木の葉のふれあう音・呼吸の音 |
30dB | ささやき声・夜の郊外住宅地 |
40~50dB | 静かな住宅街・図書館 |
60dB | 通常の会話、TV・ラジオ(中) |
70dB | 大声で会話、TV・ラジオ(大) |
80dB | 地下鉄内・交通量の多い道路 |
90dB | カラオケ・騒々しい工場・どなり声 |
100~110dB | 車のクラクション・叫び声 |
120~130dB | ジェット機の離陸 |
※データの単位はA特性、dB(A)
例えば、防音室の性能がDr-60相当となっていれば、110dBの音に対する効果は簡単な計算式であらわすと以下になります。
つまり防音室の内部で車のクラクションを鳴らしていても、防音室の外では静かな住宅街か図書館なみの静けさで、かなりの音が防音されているということになります。(※1)
※1 500Hz時の音と勘案していますので、実際は他の要素も入る為あくまで目安です
防音性能を高めるにはより重く・・・
音の性質として「音の大きさを半分にするには、壁の重さが4倍必要」という法則があります。
単純にいうと、同じ素材であるならばDr-60相当の防音室は、Dr-30相当の防音室の4倍のコストがかかることになります。
防音室の性能が上がるほど、うなぎ登りりにコストがかかってしまうのは、音の性質に左右される事が多いからなのです。(※2)
※2 実際には、より高性能の素材を検討したりして費用と効果のバランスを図ります